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  • 2022.10.14 Friday
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そば切り包丁の見分け方

 

静止画 ステンかぶせクロモリ鋼 そばうち包丁 (洋風ワインカラー木柄)
動画  右から、 1番目 プレス一枚もの      紐柄
           2番目  本鍛造            紐柄
                      3番目 ステンかぶせクロモリ鋼 木柄 (洋風ワインカラー木柄)                 
すべてのそば切り包丁や菜切り包丁または牛刀にいたるまで、手作りと銘うっているが、実際には
大きな差があることをお分かりになったと思う。それが偽物と本物の差だ。
最初から、一枚ものか、またはプレスものではバランスを良くすることなどできない相談だ。
また、本鍛造でなければ、日本刀にも共通する美しい”雲”などがでるはずもない。
そば切り、や麺うちでは水を使用しないので、問題は起きないと言えるが、「はがね」である以上、「サビ」は出るので、本鍛造では、すぐ、水分を拭き取るなどの手入れが肝心だ。
動画 右から3番目 ワインカラー木柄のそば切り包丁のステンと鋼を併せる技術は日本独自のオリジナル技能だそうだ。本鍛造ではないので、バランスの問題はあるが、切れ味の良さは”はがね”錆びにくさはステン、と両方の良さを併せた技術だ。確かにオールステンでは切れ味の問題が残る。
日本人の手間が高くなったのは喜ぶべきことだが、本物の良さやその値打ちのわからない人にとっては高すぎる買い物なのかもしれない。 結果として、職人が育たず、世界にも貴重な職人の技が消えていくのは皮肉である。これは悲しむべきことである。どこかで静かに日本人の美学、哲学が終焉
を迎えているようにも感じられる。いわゆる職人気質も同時に衰退しつつあるのだろう。もったいないことだ。
販売のページはこちら 一般品
               鍛造品 
               本鍛造ひも巻き
               ステン鋼鍛造品


越前そば切り刃物は世界遺産?

 




御主人のお話を聞くうちに、目的の越前そば打ち包丁そのもの、というよりも、そのそば打ち包丁を生んできた経済基盤やその由来する、歴史や環境、職人の徒弟制度などが消滅しつつある現状に強い危機感を持った。
なぜか?使い捨てのシステムは明らかに地球の自然と環境と資源を酷使し、搾取することにつながって、ひいては人類の滅亡に係わってくることは歴史上、過去の大文明の崩壊の歴史をみれば、明らかだから。
この現状については誰もが捨て置いてよい、とは思えないだろう。
店の歴史は少なくとも137年以上、と御主人は言う。その間、職人や御主人が血と汗と涙で、代々守り育ててきたお店に違いない。
御主人が商売熱心で、努力家であることは、刃物販売を通じて、誰よりも私が良く知っている。
にもかかわらず、跡継ぎがない、職人が育たないと言うのである。
どこかでこの日本という国の連綿たるシステムが崩壊しつつある、と思うのは私だけだろうか?
即物的な使い捨て思想が蔓延した結果、偽物が本物を駆逐しつつある現況について、である。何がこの国の人々を短絡的な考えにしてしまったのだろう。
江戸時代の完全なリサイクルシステムを崩壊させたものは大量生産と大量消費=ゴミ このゴミが日本の将来を決めるのでは?有限である資源を無限だと勘違いしてはいないのか?
文化包丁がペテイナイフになるまで、研いで、研いで、砥ぎまくった世代はたったの一世代前に過ぎないのに、はや、石油がどうの、鉄がどうの、ゴミがどうの、と右往左往して、不景気になると、ちょっと前の、この話を忘れてしまったかの如くである。
実はこの問題はなくなってはいない。潜在化しているだけで、すぐまた出てくるだろう。
環境を守るのは次の世代、というのではあまりにも無責任であろう。
何回も使えること、何度も新品同様に使えることの大事さをわかってもらえないのだろうか?
一度使用した物を造りかえて、再販売するためには古物商の免許が要るらしいが、きずものを売ったり、使い物にならない物をつかませたり、盗品を売ったり、の問題が一回でもあれば、社名ばかりでなく経営者や重役や役員の名前も、全部、公表すれば、2度とそんな問題は起こせないだろう。
なんとか消費者教育を徹底して、偽物を本物とだまされないようにすると同時に、資源のムダを省ける本物を大事にすることやできるだけ、たくさんの物をリサイクルできるよう支援していく事の方が本当はもっと大事ではあるまいか?
御主人のいわく、”もっと消費者教育を徹底してほしい”との言葉に、私としては大変、共感したところでございます。
最後にちょっとした小話を、、、。
ある市井の人のいわく、”自分がお勤めの会社ではたかーい物を作って、たかーく売っている。、だけど、自分が買うときにゃ、やすーい物を買ってきて、ぽいすてですます。、こりゃ、なんでだろ?”
”次の世代ではゴミをぽいすてすれば、たかーくつくんでは?”
”そんなこと、死んだ後のこっちゃ。”
”なるほど、それじゃ、ぽいすてのやすーい物を作ったメーカーさんだけが儲かるのかいな?じゃあ、ゴミの始末はやすーい物を作ったメーカーさんに責任をもってもらわないと。”
”いらんこといわんでいい、今はゴミは役所がタダで集めてくれるんじゃ、ぽいすてのほうが安くなるんじゃ。”
おわり。



越前そば切り包丁の火を消すな!

まえまえから、越前刃物の老舗のキリン刃物さんのそば打ち包丁を見せていただきたいものだ、と思ってきたが、たまたま御主人が出張から戻られる日を知って、この際、行かねばと、さっそく見学に押しかけていった。
お店に到着するや、いなや、キリンビールの商標とまったく同じの看板に圧倒される思いだった。
聞けば、キリンビールよりも先に商標を取得済みだったそうな。
昔、実際に夏場にはキリンビールの代理店として、ビールを販売していたというから驚く。動画にある通り、古い通い箱にはキリンビールや朝日ビールの文字がはっきりと読み取れる

 


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