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ちょい楽しむ「アマゾネス生息」とはちと、おおげさなタイトルではあるが、実際15,6名以上の女子が左義長保存会に所属している。この浮太鼓が好きで、わざわざ、東京から、Uターンしてきて、勝山で住んでいる女の子もいる。芦原(坂井市)から、4年前から、保存会の月4回の練習に毎晩通ってくる好き者男子もいて、いまでは正式なこのやぐらのメンバーである。
とにかく、「さぎっちょ」は閉鎖的ではない。外国人の参加も大歓迎である。全国でも珍しい、フリーなお祭りである。長い冬の季節が12,1,2月と風雪に閉じ込められて、遠出もできず、じっと家のなかで過ごさざるをえない、でなければ、毎日、毎日、雪降ろしや除雪に追いまくられる、このストレスをこの「さぎっちょ」で、全部、吹き飛ばしてしまう、のである。
多少のはめをはずしても、この「さぎっちょ」の2日間だけは、許されるのである。それほどこの勝山市
の住人でなければわからない。それは一種の春への待ち遠しさ、いわば異様な、憧れに近い。一言でいえば、切望でさえある。