我が家には約10年まえから、ポチならぬ、「ポッチ」という名の雌の柴犬がいる。
そもそもは和田金物店の跡取り息子が滋賀県 今津の鳥居金物さんで2年間、お世話になった後、小松店から勝山本店に移動することになった時のことである。
移動といっても、独身で家族も別居ということもあり、それでは寂しかろう。ということで、小松店の近所のおじいさんがお世話してくれたのだ。
そんなお世話なら、本物のお嫁さんをお世話してくれればもっとよかったのに、、、。は虫がよすぎるか?。
(だけど、いまでも独身なのはこの犬のせいかも、、?)
と思う時もある、、、。
ともかく、息子とともに柴犬「ポッチ」も勝山本店に移動することとあいなった。
金物店の防犯のため、夜は首輪をはずして、放し飼いである。
しかし、息子とすれば、ポッチが逃げるといけないと思ったのか、2階の事務所でのドアーを閉めたままの放し飼いであった。
移動してから、1,2ヵ月後、勝山本店がえらいことになっていた!
泥棒に入られたのだ。
1階の店舗に付属しているレジそのものがお金共々、盗まれてしまっていた。
不思議なことに、親子電話の子機までが1個盗まれていた。
こんな変な泥棒はみたことないな。とか警察官はつぶやいていた。
2階とはいえ、犬が居るのに吠えないし、子機だけあっても使えないはずだし、、、、?。
結論から言おう。
その筋の保安員の話では、それは一人だけは20過ぎで他7.8人は近所の顔見知りの中学生グループだったそうだ。
頻々と電気店が荒らされるので、警戒していたそうな、、。
うちの店のレジは破壊された後、証拠隠滅のため、山奥の神社の境内の横で燃やされていた、、、。
大きな杉の木が根元から黒こげになっていて、枯死寸前になっていた。
なぜそんなことを知っているのかといえば、その燃やされた場所は、偶然にも私個人の持ち山だったからである。その一ヶ月後、大のお得意さんの社長が買い物に来店して言われるには、「お宅の店に泥棒さんが入るのに使った車は、実はうちの作業員が鍵をつけたまま帰ってしまったんで、その車を盗まれたのでして、、そのことで疑われ、さんざん警察にしぼられました、、云々」と苦笑まじりに話して帰った、そんなエピソードも、、。あまりにもおかしくて、その社長さんには、申し訳ないが、思わず、「ワハハ」と笑ってしまった、ことでした。
そんなことがあって以来、柴犬の住む2階のペットドアーと2重鍵が必需品とあいなった。
もちろん、レジには小銭しか置かなくなった。
ポッチが徘徊するので、警報装置は付けられないが、、この次、そんなことが起これば、がんばって吠えてもらいたいとねがっている。
なお、この柴犬は「便利な道具」のタイトルにでているし、また、「ちょうだい!」とおねだりする柴犬ポッチと同一犬である。
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